wanderluster 吉田博の没後70年展
作品 の一つ インドのフワテプール アラベスク模様を表現するのに45回摺った作品て美しい
母からチケットをもらったので、友人とwanderlusterの先駆けともいえる旅人画家吉田博worldにどっぷり浸ってまいりました。
吉田博は久留米市生まれ、福岡でも生活し修猷館で画才を見出され画家の養子になるくらいのかなり恵まれた方で、渡米してデトロイト美術館で大成功を収め、絵がうれて、教師13年分の収入を得たとか。欧州にやエジプトもいって、米国シリーズや欧州シリーズの版画を制作し、昭和5年に19になった息子さんと香港、上海、インドやシンガポール、ラングーンへ4ヶ月に渡りスケッチ旅行したりインド人もびっくり。満月にタージマハルにいれるように旅の時期を考えたそう。
その後中国や韓国にいったり、志願して従軍画家になったり、戦後はマッカーサーをはじめとする進駐軍と付き合いがあったり、故元ダイアナ妃へ絵を売ったり、まあ今でいうならインスタ映えする波乱万丈な人生を送られています。
今ならネットにあがってる写真や動画でできるかもですが、あの旅行なんて夢のまた夢だった時代に、自ら現地に取材しにいきたくさんの写生をして、帰国後木版画に仕上げていったお方。
木版画は80回以上摺ってる作品もあり、たまに木と桜がずれて困った様子のエピソードもあり、いかに緻密な技術かがよくわかる。
1-11章までありどれも見応えがあったが、インドや富士山、奈良や日光東照宮や春日大社や猿沢池など、日本のよく知ってる観光地の風景が特によかった。登山家でもあるので、山愛に溢れる作品は見応え充分です。
一緒に旅しているような気持ちになり、旅心を刺激されました
この先はネットから拾った作品の画像ですので、未見の方は見ない方がよいかも。
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写真は複製画の撮影スポットサービス。
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