帰宅という概念について

参加させていただいているArtstickerxWired連動企画の展示、''wanderlust展"、オンラインエキシビジョンだけだから、もちろんここにはのらないけど、wanderlust特集をやってる 雑誌WIREDを買いました。

すごく興味深い記事の連続でしたが、
コロナ禍で一番失われたのが「帰宅」という概念という記事が一番気になりました。

帰り着くまでが遠足とよく言われますが、旅も帰宅というイベントを経てようやく完了すると。

帰宅は旅のあれこれを反芻し余韻を感じるのもありますが、それだけではない。
たくさん移動しても、移動につぐ移動は名もなきただの移動で、帰宅をもって旅は完成するからというらしい。。

リモートワークは便利ですが、仕事も帰宅するからこそ仕事であり、帰宅の重要性に、ほほーっとよんでしまいました。

それがコロナ禍で足止めをくらいバーチャルツアーサービスが登場し、旅の雰囲気は楽しめるようになったし、次の旅のために、自分のワクワクポイントを探すきっかけにはなります。サービス提供者によっては自分で行くよりすごい場所のバーチャルツアーができることさえもあります。例えば現地でしか知り得ない路地裏の場所とかちょっと個人で行くには危険そうな感じの場所です。

でもバーチャルツアーには帰宅しなくてもよい利点はありますが(それもそう)、「帰宅」がないことで旅に完成がなく、味気ないものになるという。

どんな旅すきでも、帰宅するとやっぱ我が家が一番ほっとするよねー、は共通の体験でしょう。
有名映画、ETにも出てきましたね。

"ET go home."と。

コロナ禍は人類にとっては未曾有の出来事で、帰宅のありがたさを再認識できたのは贅沢な話かも知れません。

他にも
モバイルハウスやモバイルホテルのこと。
これは地面から浮かせた建物を作り、不動産ならぬ可動産と呼ぶこと。
日本にもすでにそういった会社があることに驚きました。

自宅からgoogle street mapを使い、そこで日常をきりとる写真家がいること。

わたしも絵を描くときに、資料としてgoogle  mapはよく利用するのですが、すごく便利なツールであることは常々感じています。現代の画家は現地にいかなくてもスケッチが可能になるんです。むしろその場でスケッチしてたら危ないかも、な時代ですし。

エストニアで月収44万円などの基準をクリアしたらデジタルノマドワーカービザで一年間滞在できること。

トラベルノートに旅のお気に入りの持ち物を綴り旅の軌跡を残す話。

すごく刺激になりました。

さて家路につくとしますか。



0コメント

  • 1000 / 1000